アプラスへの過払い請求
任意交渉した場合の一般的な目安 | |
返還率の目安 (過払元金に対する割合) |
90%~ |
受任から返還までの期間の目安 | 3か月~ |
アプラスへの過払い請求の流れは、次のようになります。
- 1.
- 受任通知・取引履歴の開示請求の通知をします。
- 2.
- 約3週間で取引履歴が開示されます。利息制限法に基づく引き直し計算をします。
- 3.
- 過払い金が発生していた場合、過払金返還請求書を送り、和解案を提案します。
- 4.
- アプラスの担当者と、返還金額、返還日について協議します。
過払い元金での和解が早期に可能です。返還日が3~4か月後という和解になります。利息を含めた計算と大きな隔たりがある場合、その分も回収するためには、裁判を起こすことになります。 - 5.
- 利息を含めた計算をして過払金の元金以上の金額を返還させるためには、訴訟を提起します。
特に争いがある案件でなければ、第1回目の期日の後、返還金額、返還日について合意に達すれば、2回目の期日に裁判上の和解又は和解に代わる決定で解決することが可能です。和解日から約3か月後に返還されます。
【ポイント】
話し合いによる交渉で和解するか、訴訟を起こすか、いずれの方法を選択するかは、返還までにかかる期間と回収可能金額とを判断材料として決めます。
訴訟を提起した場合、特別な争いがない案件では、
●過払元金+元金に対する利息も付加して回収でき、
●2回程度の裁判で和解でき、回収までに要する期間は話し合いによる場合とそれほどかわりません。
訴訟提起をするかどうかは、元金に対する利息の額によって決めるのが賢明です。
【当事務所の方針】
当事務所では、過払い金を正当に主張でき、回収が可能な金額であれば、訴訟を提起して回収する方法を原則としています。
訴訟を提起すると、裁判の進行上、一定の時間はかかってしまいます。しかし、話し合いをしても金額に開きがあってなかなか合意できないような場合は、早めに訴訟を提起した方がかえって早く返還されることもあります。
【債務が残る場合の注意点】
取引履歴を取り寄せ、引き直し計算をした結果、残債務が残る場合、司法書士、弁護士が受任して手続きを進めると、信用情報機関に、「債務整理」として登録されます。新たにクレジットカードの会員になる申込みをしたり、ローンを組む場合に影響が出てしまいます。
債務が残るのが心配だという方は、あらかじめ個人情報の開示請求によって取引履歴を取り寄せてから進めるのが安心です。
【アプラスの基本情報】
- クレジットカード・信販会社
- ショッピングクレジット(分割払い)を取り扱い、 オートローンを得意とする。
- 新生銀行グループ/関連会社:アプラスパーソナルローン(キャッシング専用)
- 新生カード(旧GC・GEカード)を吸収合併し、新生カードはアプラスが対応窓口となっている
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